―落語をたのしみましょうー
第二回『人間国宝小三治さんを偲んで。』
人間国宝の噺家(『落語家』というより『噺家』がピッタリ)柳家小三治さんが亡くなられました。とてもとても残念でなりません。
コロナ後の『落語を楽しむ会』のイベントに小三治さんの落語会か寄席に行く企画は必須と考えていたところの悲報でございます。
小三治さん曰く「落語はもともと面白く作られているものであり、きちんと演じれば客は笑う筈。無理に笑わせるんじゃなく、思わず笑ってしまうものこそが本来の芸。」という落語の真髄をあらわしたお言葉です。
私的ではございますが、コロナ禍前の2019年には2度ほど『生小三治落語』を楽しむことが出来たのが唯一の救いです。ちなみに演目は国立演芸場で「粗忽長屋」と独演会で「千早ふる」「転宅」でした。
TBSとBS-TBSで『落語研究会』というテレビの落語番組がございます。
何年もかけて、番組を録画してまいりましたが、その中にはYouTubeには無い小三治落語の演目もございます。是非『落語を楽しむ会』の第三の柱の画像上映による鑑賞会にて、皆様にお披露目できれば幸いでございます。
さて、当初今回は麺(面)食らう落語の予定でしたが(小三治さんの逝去に面食らいました。)予定を変更致しまして、今回のYou Tubeのご案内は、
今回は小三治さんを偲びながら
(YouTubeには「まくら」があまり無いのがとても残念ですが。)
Ø 柳家 小三治 小言念仏 ~お経はしっかり唱えましょう
Ø 柳家 小三治 寝床 ~浄瑠璃お好きですか
Ø 柳家 小三治 二番煎じ ~酒がせんじ薬に
をお楽しみください。
前回のご案内の中には小三治さんの『粗忽長屋』『死神』をご案内しましたが、いかがしたでしょうか。
次回の第三回目は第二回目予定でした『麺(面)食らう落語』を予定致します。